プレゼンテーションで成功をつかむ方法~アメリカ映画『ジョイ』に学ぶ~
こんにちは!
協会事務局の遠藤です。
本日は、協会の代表理事・八幡紕芦史による
特別記事を掲載します。
プレゼンテーションで成功をつかむ方法
~アメリカ映画『ジョイ』に学ぶ~
映画にはプレゼンテーションで仕事に成功した人のストーリーがたくさんある。
2015年に製作・公開された『ジョイ』というアメリカ映画もそのひとつ。
この映画はアイデア商品を発明し通販番組で自らプレゼンテーションをおこない、
そして、成功した実在の主婦の物語。
主役のジョイ・マンガーノにはジェニファー・ローレンス、
共演にはブラッドリー・クーパーや、ロバート・デ・ニーロなど豪華キャスト。
貧しい家族のために働くシングルマザーのジョイ・マンガーノが、
ある日、割れたワイングラスの掃除に使ったモップを絞ろうとして手を切ってしまった。
そのとき、ジョイはモップに触らずに絞ることができるアイデアを思いつき、
多額の借金をして父親の工場でモップを生産する。
しかし、スーパーマーケットでデモ販売をするが、
だれもジョイの発明品には目もくれなかった。
ある日、ショッピング・チャンネルのディレクターと知り合い、
彼女の発明品を通販で販売することになった。
ところが、人気の司会者が商品を紹介するも、
モップのデモに失敗し、売れ行きはさっぱり。
借金をかかえ失望のどん底に落とされたジョイは、
自ら番組でプレゼンテーションすることを申し出た。
最初は緊張し言葉も出なかったが、
視聴者との電話のやりとりから落ち着きを取り戻し、
発明のきっかけや商品化の苦労話など、
体験談を交えて商品の便利さについて語った。
彼女の誠意と熱意のこもったプレゼンに、スタジオの電話は鳴りっぱなし。
大量の注文を抱えたジョイは、
下請けの工場に発注するが、アイデアを盗まれそうになる。
ジョイは工場に自ら乗り込んで、
自分のアイデアだと堂々とプレゼンで主張し、相手を説得する。
その後、モップの販売は順調に拡大し、新しいアイデア商品も開発し、
ジョイはアメリカン・ドリームを体現した。
プレゼンテーションで仕事に成功するためには
当事者自らが誠意と熱意を込めてプレゼンすることが大切だ。
このモップが生まれた背景にストーリーがあり、
何度も試作品をボツにした商品化のストーリーがある。
そのストーリーを本人が直接視聴者に語りかけることによって人は感動する。
誰かが代わりにプレゼンテーションをおこなったとしても、
人を動かすことはできない。
たとえ、みなさんがプレゼンテーションが苦手だと思っていても、
勇気を振り絞って自ら聴き手に語ることだ。
それが仕事を成功させる。
ちなみに、この映画はストーリーテリングの手法を用いて、見る者を飽きさせない。
ジョイのプレゼンテーションだけでなく、映画のプレゼンテーションも見所だ。