【プレゼン悩み相談】伝わる資料と構成のコツ
プレゼン講師歴30年以上、数多くの現場で支持され続けている人気講師・脇谷聖美が、今回も受講者から寄せられた質問にお答えします。
的確で実践的なアドバイスに定評があり、「またお願いしたい」とリピートする団体も多い信頼の講師です。
今回も、講座で実際に寄せられた、どれも現場ですぐに役立つ、具体的で悩みの多いポイントです。
悩める門下生からの質問
プレゼン資料で使用する色の使い方

プレゼン資料に使用する色を数種類決めているとおっしゃっていましたが、色に意味を持たせていますか。
また、効果的な色の使い方はありますか。 (強調したいポイントは赤、変化の前は青・変化の後は赤 など)

色の意味を踏まえて選択します。
( )に書いてくださったように、使用する色に意味を持たせて統一することは効果的です。
なお、効果的な色の基本はコントラストです。
白背景なら赤が目立つ、黒背景なら黄が目立つ、など。
赤が強調色とは限りません。(例:黒字に赤線や赤マーカーは文字が目立たない)
スクリーン投影とモニター投影でも目立つ色は変わってきます。
また、色にはポジティブな意味とネガティブな意味の両方があります。
色の意味を知って選択することが大切です。

伝わっているかを確認する方法はありますか?

聴衆が大勢いる説明会(ひな壇で話すので歩き回りにくい)で、伝わっているかどうかを確認するための手法はありますか?
また、部下全員に対して話をする(例えば支店の営業方針)場合に、本当に伝わっているかどうか確認する手法はありますか?

どちらの場合も聴き手の目と表情と姿勢を見て反応を把握することです。
見るタイミングは、文章の区切り、話の段落、展開が変わる、などです。
そして、話はじめと話途中の”間”と話し終わりに全体を見渡すことです。
プレゼン途中の目次の役割

アウトラインの順序で質問です。ボディで、「大項目2で伝える要旨」の次が、「大項目3で伝える要旨」ではなく、「目次」を挟むのは、どういった狙いがあるのでしょうか。

「大項目2で伝える要旨」と「大項目3で伝える要旨」に目次を繰り返すのは、双方の確認がねらいです。
繰り返すことで、話し手は進行(三部構成、聴き手の理解状況、残り時間、など)を確認できます。
繰り返すことで、聴き手はどこまで何を聞いたのか、あと何を聞くのかを確認できます。
懐石料理やフルコースのお口直しのような位置づけです。
目次とは本題の全体像(構成)です。
このタイミングで確認すると理解を整理できるので「理解→合意」促進に繋がります。
まとめ
今回ご紹介した3つの質問は、プレゼンの現場で多くの方がつまずきやすいポイントばかりです。
日々の業務の中で、「伝わっているつもり」になってしまっていないかを見直すきっかけとして、ぜひ今回の内容を活用してみてください。
プレゼンの質を一段引き上げるヒントとして、日常の説明や資料作成に役立てていただければ幸いです。

監修 脇谷 聖美(わきたに きよみ)
プレゼンテーション講師、コミュニケーション講師
人財育成コンサルタント、ブレインメンタリスト
一般社団法人プレゼンテーション検定協会 代表理事
プレ検®専任試験官
アクセス・ビジネス・コンサルティング株式会社 代表取締役
非常勤講師(弘前大学大学院理工学研究科・農学生命科学研究科、鹿屋体育大学)
プレゼンキッズ® 主宰
株式会社ULTRAコミュニケーション協会 認定講師
“「伝える力」向上”へ、社会人・学生・児童・シニアと幅広い世代に指導しています。伝えること・コミュニケーションなどの悩みや課題解決の相談にも寄り添う親身な支援・指導をモットーとしています。受講者から「楽しかった!」「ためになった」「もっと話が聴きたい」と声があがる講義はリピートしたくなると評判です。プレ検の試験官としても活躍中。受検対策や補講を担当し、合格へと導いています。
