「プレ検実技試験」合格の秘訣
こんにちは!
協会スタッフの遠藤です。
今日は、プレ検の実技試験について、
協会の脇谷聖美先生にお話をお聞きしました。
実例を基に、合格の秘訣まで教えてくださいましたよ♪
受検対策として、ぜひ参考にしてくださいね。
もちろん、普段のプレゼンにも役立つ内容です!
みなさん、プレゼン=パワーポイントを使わなければ、と考えていませんか?
プレ検の実技試験でも、受検者のほとんどがスライド投影をします。
でも、これが、合格へ大きな障壁となってしまう場合が多発しています。
なぜか?
公式テキスト「パーフェクト・プレゼンテーション」を精読した方なら、その理由がおわかりですよね。
プレ検の実技試験に合格するには、ビジュアル選定をしっかり考えることが鍵です!
1.機器の接続で冷や汗
あなたは全ての使用機器を自分で接続できますか?
実技試験では、自身で接続をしてもらいます。
そのため、この機器接続でトラブルを発生する受験者がいます。
会議室やプレゼン会場ではあらかじめ接続している場合が多くなりました。
学校の教室はほとんどが接続されています。
だから、プレゼンターは、ネットワークでデータを取得したり、USBを差し込んだりするだけ。
もし、画面に投影できないと、とっさに事務局を睨みます。
そして、PCの画面操作をしてみたり、入力切り替えを動かしてみたり、
接続ケーブルを辿ってみたり、・・・。
残念ながら文明の進歩は人間を怠惰にしてしまいました。
使用機器が正常に使用できる接続はプレゼンター自身の責任です。
機器を正常に使用できる状態で用意するのが事務局の責任ですが、
それを確認するのはプレゼンターの責任です。
機器を使用するなら、何が起こっても対処ができる状態に準備万端整えることです。
事前に機器使用を申請しなかったために実技試験で使用できなかったり、
接続ケーブルを確認しなかったためにアダプターがなく投影できなかったり、
バージョンを確認しなかったために色や動きが変わってしまったり、
アプリケーションを確認しなかったために動画が再生できなかったり。
プレゼンテーションの成功を左右するくらいビジュアル機器の選定は重要です。
2.どこに立つか
あなたはプレゼンでどこに立ちますか?
実技試験では、自身で立ち位置を決めることができます。
でも、ほとんどの受検者が部屋の端に立ちます。
多くのプレゼン会場では、スクリーンが正面中央に、演台や教卓はその脇へ追いやられています。
学校の教室では機器卓もスクリーンもプロジェクターも備え付けられています。
だから、プレゼンターは、スクリーンの脇に立つしかないと考えてしまうようで。
もし、正面中央に立ったら、スクリーンにかぶるし、PC操作がしにくいし、と。
残念ながら文明の進歩は人間を怠惰にしてしまいました。
プレゼンターは、聴き手目線で会場のどこに立つかを決めることです。
主役は、スライドではなく、プレゼンターであるあなたですから。
自身で立ち位置を決めるためには、事前に会場情報を取得します。
そして、会場設営の要望を事務局へ伝えて調整をしていくことが大切です。
実技試験でも会場情報を事前に問い合わせて、立ち位置を含めた設営の要望を出してみませんか。
3.スライド途中でタイムオーバー
あなたは10分のプレゼンで何枚のスライドを作成しますか?
実技試験の制限時間を意識しましょう。
スライドを投影する受検者のほとんどが10枚以上を用意しています。
そのため、スライドを残して制限時間になってしまう受検者がいます。
持ち時間に対してスライドは何枚が適切ですか?
と質問を受けることがあります。
質問の答えは、
適切な枚数はシナリオと聴き手の関係で変わります、です。
とはいえ、10分で10枚だと、1枚に1分もかけられませんね。
学会では、スライドが多いプレゼンを「ビジーなプレゼン」と言われます。
残念ながら文明の進歩は人間を怠惰にしてしまいました。
プレゼンターは、ビジュアルの解説者ではありません。
また、プレゼンは芸術鑑賞でもありません。
聴き手はスライドに魅せられたいわけでなく、
プレゼンターであるあなたの話に惹きつけられたいのですから。
そのためには、ビジュアル化の目的に基づいて、シナリオのどこで何をスライドにするか、
を考えていくことが大切です。
そして、進行によって、時間が足りなくなったら、残りのスライドを捨てることです。
実技試験では制限時間内にプレゼンを終えることが重要です。
公式テキスト「パーフェクト・プレゼンテーション」のビジュアル部分を精読してみましょう。
プレ検の実技試験に合格するには、ビジュアル選定をしっかり考えることが鍵です!
もしかすると、プレゼンテーション機器には悪魔が宿っているかも。