明治大学リバティアカデミー:「“脱 起承転結”伝えやすく伝わりやすい話の構成術」

2025年6月4日(木)、明治大学リバティアカデミーにて、「“脱 起承転結”伝えやすく伝わりやすい話の構成術」と題したオンライン講座が開催され、講師・脇谷聖美(一般社団法人プレゼンテーション検定協会 代表理事)が登壇いたしました。オンラインで、多くの皆さまにご参加いただきました。

この講座を企画してくださったのは、脇谷の恩師であり、明治大学名誉教授の小川智由先生です。昨年と同じくリバティアカデミーでの再開催が実現しました。学生時代からご指導いただいてきた小川先生との再タッグに、脇谷も感慨深い様子でした。

話の「伝え方」が変わる90分
講座では、「話が伝わる」ことの実感、そして「伝えてくれてありがとう」と言ってもらえるプレゼンテーションを目指して、内容が展開されました。

・起承転結の功罪
・伝えやすく伝わりやすい三部構成
・聴き手の“聴きたいこと”を話すポイント

など、実践的で明日から使える内容ばかりです。

1分間の演習で“違い”を体感
受講者の皆さんには、1分間の演習を2回行っていただきました。最初は何も意識せず普段通りの自己紹介を、2回目は三部構成を意識して話していただくと、多くの方が「明らかに伝わり方が変わった」と実感されていました。一方で、テーマ選びによっては三部構成に落とし込むのが難しく感じられた方もいらっしゃり、構成を考えることの奥深さも実感されたようです。

積極的に質問を寄せる受講者も多く、学びへの関心の高さがうかがえました。

受講者の声

・仕事面でも夫婦間のコミュニケーションツールとして利用してみたいと思いました。何十年ぶりの座学でしたが、第一線で働かれている方々と一緒に時間を共有できて刺激を受けることができました。受けてよかったです
・たとえを入れての講師脇谷先生のお話がわかりやすかったです。三部構成で話をする習慣が身に着くと、もっと、コミュニケーションが上手になれそうだと思いました。
・伝えたいことを3つに絞る、3部で構成するという点に大変納得した。自分はプレゼンをダラダラと起承転結的に構成してしまっていたため、聴衆から分かりにくいと注意されたことがあった。私の話に興味がある人ならなんとかついてきてくれただろうが、そうでない人は途中で置いて行かれてしまっていただろう。今後、プレゼンを作る時は惹き、主張、説明の順番で構成し、聴衆に実際に伝わるようにしたい
・普段、話の構成を意識せず、ダラダラと話す癖があるため、今回の講座はとても勉強になりました。単なる座学ではなく、演習があることで、学んだことがしっかりと身につくのを実感しました