プレゼンでの話し方のコツ 避けるべき表現を意識しよう

プレゼンテーションをする際に、『避けるべき表現』があることを知っていますか?

聞く人によい印象を与えるためには、プレゼンテーションの内容も大切ですが、それ以上にどのように話すかが重要になります。

特に話し手の言葉遣いはプレゼンテーションの印象を大きく左右してしまうこともあるのです。本人も気付かないうちに『避けるべき表現』を使っている方も多く見られます。

今回は、プレゼンテーションで「避けるべき表現」をご紹介していきます。

自分でも気づかないうちに使ってしまっていないかチェックしながら読んでみてください。

プレゼンテーションで避けるべき表現➀「……させていただく」

プレゼンテーションで避けるべき表現として、「……させていただく」というものがあります。

一見正しい表現のように思えますし、日常的に使っている人も多くいるのではないでしょうか。しかし、プレゼンテーションの場で「……させていただく」表現を多用することには、問題があります。

例えば、「お話しさせていただきたいと思います」という部分では「し・さ・せ」のサ行が連続しており、似たような音が続いています。

そのため発音しにくく、急いで話そうとすると舌がもつれてしまうのです。最近では「持ち帰らせていただいて……」といった表現を耳にすることも増えましたが、この場合もラ行とサ行が連続してしまい、やはり発音が難しくなってしまいます。

このように、「……させていただく」をプレゼンテーションで多用することで、発音上での問題が生じてしまう可能性があります。些細なことのように思えるかもしれませんが、使う必要のない表現のせいで話が聞き取りにくくなってしまうのはもったいないことです。

実際のプレゼンテーションでは時間も限られていますし、話しているうちに緊張してしまう場合もあるでしょう。

必要以上に複雑な言葉は使わず

「お話しします」

「提案します」

「持ち帰って検討します」

など、より標準的で分かりやすい言葉を使うようにしましょう。 

また、「……させていただく」表現は、敬語の意味としてもあまり適切ではありません。

プレゼンテーションにおいて聴き手と話し手は対等の関係にあります。たとえお客さんであっても、あなたは貴重な情報を提供するわけですから、あまり下手に出る必要はないのです。もちろん、ぞんざいな言葉を使ってはいけませんが、やみくもに敬語を使いすぎないようにしましょう。

特に必要のない場面では、標準的な丁寧語を使っていれば十分です。その方が発音もしやすいため、聴き手にとっても受け入れやすくなります。

プレゼンテーションで避けるべき表現②専門用語の多用を避ける

プレゼンテーションでは、専門用語の使いすぎにも注意が必要です。

もちろん、専門用語を使うこと自体には問題がありません。特定の専門用語を使うことで、共通理解を深められたり、より端的に説明できたりといったように、プレゼンテーションの質が高まる場合もよく見られます。

しかし、あまり専門用語を多用しすぎると、聴き手に良くない印象を与えてしまうことになります。

専門用語、特にカタカナ語が羅列されたプレゼンテーションは、相手に聞きづらい印象を与えます。また、専門用語を全ての人が理解している場ならともかく、理解していない人がいた場合は、聞き慣れない用語のせいで話が頭に入りづらく、説明が分かりにくくなってしまうのです。

原稿を作成する際には、専門用語が本当に必要なのか、より簡単な言葉で言い換えられないかを確認しておきましょう。

プレゼンテーションで避けるべき表現③あいまいな表現を避ける

Thinking asian woman.

プレゼンテーションでは、あいまいな表現の使用も避けるべきです。

例えば、何かを紹介するときに「たくさん」「とても」「あまり」といった表現を使ってしまう方が多くいますが、これでは聴き手にはっきりとしたイメージを伝えることができず、話の要点がぼやけてしまいます。

あいまいな表現ではなく、数字や例え話などより具体性のある表現を組み込んで、根拠のある明確な説明となるよう工夫しましょう。

また、話の中身に自信がないときに、あいまいな話し方になってしまう人もよく見られます。

皆さんの中にも、プレゼンテーションをしながら

「……と思っております」

「……のようになっております」

といった、断言を避けるような表現を使ってしまう人がいるのではないでしょうか。

こうした話し方は、聴き手側に「自信のなさ」を意識させることになり、プレゼンテーションの印象を悪くします。

漠然とした言葉ではなく、自信を持って断言する言葉を使うようにしましょう。

まとめ

いかがでしょうか。
プレゼンテーションの最大の目的は、聴き手に良い印象を与えることです。
はっきりとした表現を心がけ、相手にとってより伝わりやすい話し方ができるように工夫しましょう。

聴き手が聞きたいコンテツ(内容)を吟味し、計算し尽くした聞きたいプロセス(順番)で構成されたシナリオは、プレゼンテーションで聴き手を意図する行動へ導きます。聴き手の思考回路とシンクロするシナリオをつくること、つまり、準備段階でプレゼンテーションの中身にこだわることが肝心です。中身があるからこそビジュアルが映えます。”映える“プレゼンテーションを目指すならば、シナリオづくりに力を注ぎましょう。